英語のメール: 件名と宛名
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メールの件名
日本語でも英語でも同じで、
- 完全なセンテンスを作る必要はない。
- about, a, the なども省略可。とにかく簡潔に。
- 本当に緊急、重要なメールには、Urgent, Important などをつけてもよい。ただし使いすぎには注意。
以下のような件名は、スパムと間違われる可能性があるので、避けた方が無難である。
- Call now
- Congratulations
- Good news
- Hi there
- New Product
- Information など。
代表的なパターンを表にする。文献 9 をもとにいろいろと追加している。
Thank you for *** |
お礼のメール。 |
Requesting *** |
何かを要求、お願いするメール。日本人の感覚では Request は強すぎる単語のような気もするが、とくにそういうわけではなさそうだ。 |
Greetings from *** | *** には名前や地名が入る。どこかに引っ越した後、近況報告をしたりするのはこの件名で良いだろう。 |
Update - (Project name) |
Update は日常会話でもよく使われる言葉なので覚えておこう。何かを報告した後、Thank you for updating と言われることが多い。簡単な報告というイメージ。 |
Z会の本、さすがに高品質 |
扱う書類の範囲が広く便利 |
メールの宛名 (Salutation)
それほど親しくない相手に対しては、Dear で始めるのが一般的なようである。相手が研究者ならば、博士号をもっているかどうか確かでないときにも Dr. がよいだろう。
- Dear Mr. Smith,
- Dear Dr. Smith,
- Dear Ms. Smith,
Ms. は Miss, Mrs の両方に使える表現なので、女性への一般的な敬称としては最も無難である。 Miss, Mrs は使われなくなってきているらしい。また、厳密な区別ではないが、コンマをつけるのは英国・欧州式、アメリカ式は Dear Mr. Smith: のようにコロンを使うらしい (5)。 しかし、実際にはほとんどのメールでコンマが使われているように思う。
そのほか、Hi で始めるパターンもよく見かける。これは親しい間柄ということになるので、first name を使うことが多い。
- Hi Peter,
- Hi Rachel,
なお
また、お悔やみのメールを送る際には、親しい間柄であっても Hi は軽くて不適切。Dear を使い、Sincerely を結語にするのが適当 (8)。
宛先が複数のとき
Dear All, Hi All,
などをよく見る。しかし、これは同じチームや研究室内の連絡という印象で、たとえば出張先でお世話になった数人の人にまとめてお礼のメールを送るときに適切かどうかわからない。"Dear All" を文法的に正しい英語ではないと感じる人もいるらしく、使用には注意が必要 (3)。
どう書けばいいのか長い間困っていたのだが、いっそのこと
Good morning gentleman, Good afternoon *** project team,
名前だけのパターン
Dear や Hi をつけずに、名前だけを書くパターンもみることがある。これは礼儀正しいのかどうか、どうもよくわからない。なんとなく、南部の州から送られてくるメールにこういうのが多いような気がしている。
Joey, Dr. Ross Geller,
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References
ページ分割のため番号が飛んでいますが、本文の内容と対応しています。
- 英語のメールで「皆さん」「皆様」と言う表現で複数人の宛先に書く場合の書き方:「Dear All」Link.
- 英文メールの書き方 10 分間レッスン(Z会) Link.
- ビジネス英語メールで使える!【はじめまして】の挨拶20選. Link: Last access 8/22/2017.
- 英語のメールで長くやり取りのなかった相手に対して使える文頭の挨拶:「久しぶり」「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」. Link: Last access 2019/02/11.
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