英語のメール: 最後の一言と結語
- 最後の一言
- 以上です
- 何かありましたらご連絡下さい
- 感謝の意を示す表現
- またご連絡します
- 〜を楽しみにしています
- 季節の挨拶を添える
- 「あなたも」という言い方
- 結語
- フォーマル
- ややフォーマル
- カジュアル
Thank you in advance は失礼か - 何かを依頼するときの表現は、結語も含めて以下のページにまとめました。
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最後の一言
英語のメールは "Sincerely," "Best regards," などの結語で締めるが、その前にさらっと状況に応じた一文を付け加えられると、コミュニケーションが円滑になる (気がする)。
それは季節の挨拶であったり、「今後よろしく」みたいなものであったりする。このページでは、様々な状況で使える例文をコレクションしている。
以上です
状況を説明したあとに、「以上が現在の状況です」というようなフレーズ。
- This is where things stand right now. (DMM より)
- 単純に "This is the current situation" でいいのか?
何かありましたらご連絡下さい
相手のリクエストに答えたあとなど、とくに返事が必要なわけではないが「何かありましたらまたご連絡下さい」という感じで、協力の意を示す表現。Please let me know を基本に、いくつかのフレーズと組み合わせるのがもっとも一般的である。
- Please let me know if you need something from me.
- Please let me know if you have any questions.
- Please let me know if I can be of further assistance (140,000 hits on Google, 6/18/2017)
スケジュールに関する表現 では、Please let me know if any of these times work for you がよく使われる。
感謝の意を示す
- Thank you for everything you did for us.
- Thank you again for everything you’ve done (2).
過去形でも完了形でも良さそうだ。既にお礼を言っているが、改めて最後に感謝の気持ちを伝えたいときは again をつけられる。
またご連絡します
- I will contact you again.
- I will get back in touch with you again shortly.
「返事をする」は
これはカジュアルな表現だと思うが、See you when I see you. と結んでいるメールをアメリカ人からもらったことがある。「重要な用事ではないのでわざわざ予定を決めて会うほどではないが、職場で会ったら〜しましょう」みたいなニュアンスだと思う。
季節の挨拶を添える
季節の挨拶は、メールの始めにも使える。英語圏の人は、日本人とは違った季節感をもっている。たとえば「夏」は数ヶ月レベルのバケーションであり、冬の重要なイベントはクリスマスである。このあたりを考慮した文章を使うと自然になる。
春 | |
夏 |
夏はとにかくエンジョイする季節なので、グレートな夏であることが前提になる。
|
秋 | |
冬 |
アメリカでは 12/24 から 1/2 ぐらいが休みなのが一般的である。つまりクリスマスはけっこう休むが、新年の仕事始めは早い。
|
会えるのを楽しみにしています
- I am looking forward to seeing you soon!
- I hope our paths cross soon.
ミーティングの打ち合わせ などをしていて、会う日時が決まった後にはこれ。looking forward to の to は不定詞ではないので、to see ではなく to seeing となることに注意。
2 はクールな言い方。アメリカの研究者とメールでコンタクトを取ったあと、「学会などで会えるといいですね」というようなメールを送ったところ、返事の結びがこれだった。
この調子で頑張って下さい
- Keep up the good work.
Keep up は「何かを続ける、頑張り通す」という意味の熟語。よい仕事をした部下を褒める言葉。なお「努力を讃えたいと思います」は I would recognize his/her efforts というようだ。
「あなたも」という言い方
例えば Best wishes to you and your research と言われた場合、何と返すのが適当だろうか? 口頭なら、大抵の場合 You too とか You as well とかで済むが、メールだとちょっと難しい。
結語
メールの最後の言葉。英語では sign-off という。この sign-off の言葉のあとに、自分の名前を書く。通常はフルネームのようだ (4)。アメリカならば、2 回目ぐらいからは Takashi のようにファーストネームのみにするのが普通かも。
いろいろな例を集めてみたが、
フォーマル
- Sincerely,
- Sincerely yours,
- Yours sincerely,
- Yours truly, (4)
- Respectfully yours, (4)
- Respectfully,
ややフォーマル
Best regards, がもっとも普通だろう。
- Best regards,
- Best wishes,
- Thank you,
- All the best,
- Warm regards,
カジュアル
- Thanks,
- Cheers,
- Best,
- Have a good day,
- Have a super day,
- Have a good weekend,
- Have a good week
ahead , - Take care,
Best のみだと馴れ馴れしいと感じる人もいるようで、初めての相手には避けた方が無難 (1)。
Have a good week (semester) ahead, のように ahead をつけると、次の週などに向ける言葉になる。日曜の午後など、have a good weekend というには遅いときに使えるだろう。
ただし、たとえば金曜に Have a good weekend ahead というと冗長に聞こえるようだ。Have a good weekend で既に未来のニュアンスがあるので (5)。
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References
- 英語の勉強コラム 英語のビジネスメールでやりとりが初めての相手 (会社) に対して書く場合の書き方. Link.
- お礼を英語で上手く伝える英文表現:お礼メール版. Link.
- 書き終わりに使う言葉. Link.
- メールの結びの言葉. Link.
- Is it natural to say, "Have a good weekend ahead"? Link: Last access 2019/05/24.
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