自由度とは: 定義、実例など
UB3/statistics/basics/degree_of_freedon
- 概要: 自由度とは
- t 検定の自由度
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概要: 自由度とは
自由度 degree of freedom は難しい概念である。
まずは、数字を箱にあてはめていく作業を考えてみる。3 つのマス目に、合計が 10 になるように数字を書き込んでいくと、2 つ書いた時点で残りの数字が一意的に決まる。これは、最初にもっていた自由度が 2 であった ことを意味する。
合計を 10 にしてください
| 1 | 4 | ここには 5 しか入れることができない。 | 
この例のように考えて、
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t 検定の自由度
t 検定は、2 群間の比較に使われる基本的な検定として知られている。このサイトには、t 検定を理解するための以下のようなページがあり、順に読むことを推奨している。
- 仮説検定の基礎
- z 検定
- t 検定の基礎: 母分散未知の場合の母平均の検定
- 対応のある t 検定
- t 検定メインページ: 等分散、対応なしの t 検定
- Welch の検定: 分散が等しいと言えない場合
- Mann-Whitney の U 検定: ノンパラメトリックな 2 群比較
ノンパラメトリックで等分散を仮定した t 検定には、以下の 3 つのパターンがあり、それぞれに応じて自由度を考える必要がある。
| t 検定の種類 | 自由度 | 
|---|---|
| 1 群の平均値がある値に等しいかどうかの t 検定 | 群のデータ数 - 1 | 
| 対応のある t 検定 | A 群のデータ数 - 1 B 群のデータ数 - 1 と考えても同じ。次の場合よりも自由度が低くなる。 | 
| 等分散、対応なしの t 検定 | A 群のデータ数 + B 群のデータ数 - 2 つまり、A 群と B 群それぞれで自由度を計算し合計する。 | 
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