Mac でメールをテキストとして保存する

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このページの最終更新日: 2023/02/14

  1. メールは外部に書き出してバックアップする必要がある
  2. mbox は使いにくい
  3. 理想のバックアップ方法と対処法

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メールは外部に書き出してバックアップする必要がある

Mac のメールクライアントは、一時期 Thunderbird を使っていたが、数年前に Mail に移行し、そのまま使い続けている。

基本的にはフォルダ分けでメールを管理していて、複数のアカウントに届いたメールは、Gmail にあるフォルダに内容に応じて分配される。University, Paper, Grant, Private などのフォルダがあり、さらにそれぞれサブフォルダがあるという形だ。

メールを外部に書き出して保存しなければならない理由は、以下の 2 つ。

  1. Gmail の保存容量は 15 GB しかない (有料版にすれば増える)。添付ファイルを考えると、すぐにいっぱいになる。
  2. 溜まったメールが増えてくると、Mail が重くなる気がする。

これまでは、「メールボックスの書き出し」から mbox として書き出し、バックアップしていた。

mbox は使いにくい

この mbox というフォルダには Info.plist, mbox, table_of_contents という 3 つのファイルが収められていて、名前からもサイズからも mbox がメールの本体と思われる。

問題なのは、mbox の中身を確認するには、Mail で読み込まないといけない ということだ。

過去のメールをちょっとチェックしたいときに、これは不便極まりない。しかもこの mbox というファイル、このブログ に書いたようになんとバイナリファイルである。cat や less で中身を見てみると、なぜか表示される日本語もあるが、ほとんどは文字化けしている (参考: ターミナルの使い方)。

理想のバックアップ方法と対処法

メールの情報は、たぶん以下のような形で保存されているのが理想的なのではないかと思う。すなわち、基本的に 1 メールにつき 1 フォルダがつかわれる。本文は テキストファイル として保存され、フォント情報などは別ファイルに。添付ファイルはそのフォルダ内に保存される。

これなら、OS からテキストで検索をかけることもできるので、情報を扱うのにメールクライアントを介さなくてもよくなる。なぜこういう方法になってないのかよくわからない。私にもっとプログラミング能力があれば、自分で作りたいのだが。

バックアップは、これに近い形で行なっている。


バックアップ手順

  1. バックアップしたいメールを Mail で選択し、Save as を選ぶ。フォーマットは Plain text にしたいところだが、一応リッチテキストにしておく。この保存作業は結構時間がかかり、しかも進行状況が表示されないので、信じてファイルができるまで待つ。
  2. .rtf または .rtfd ファイルができたら、一応最初と最後のメッセージを確認する。メールボックス内でソートした順にテキストになる。いずれ txt ファイルに変換するかもしれない。
  3. Save as の際に「添付ファイルも保存」というオプションにチェックを入れるが、なぜか添付ファイルは保存されないようである。したがって別の方法で保存する。メッセージを全選択し、Save Attachment とする。添付ファイルが指定したフォルダに全て保存される。
  4. メールのテキストは検索に使うかもしれず、サイズも小さいので、Dropbox の書類関連フォルダに置いておく。
  5. 添付ファイルはサイズが大きい。また、おそらくメールを処理したときに必要なものはダウンロードし、しかるべきフォルダに保存されているはずなので、将来的にこれを使う可能性は低い。よって単に外付け HDD にバックアップしておく。

mbox からの変換手順

以上の方針を確立したので、これまでの mbox をテキストに変換する作業を実行する。

  1. Mail で mbox を読み込む。全てのメッセージがエラーなしに読み込まれた場合、You can find the imported mailboxes in the folder named "Import" in the mailboxes list というメッセージが出る。
  2. 書き出しのときにエラーが出ていたのか、読み込めないメッセージがあるというエラーになる場合もあり、これはまだ解決できていない。
  3. テキストは Dropbox に。ファイル名は Work_2010_to_2012.rtfd のような感じ。
  4. 同名のフォルダを外付け HDD/Mail_attachment 内に作り、添付ファイルはここに一括で保存。念のため、mbox もここに保存しておく。
  5. 基本的に find または Spotlight による検索用途なので、重複はあまり気にしないことにする。

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References

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