文献整理ソフト EndNote の使い方

UB3/informatics/basics/app_endnote

このページの最終更新日: 2019/08/11

  1. 概要: ブログへのリンクと並行輸入品について
    • ブログへのリンク
    • 2019 年: Catalina と X9 の問題
    • 2017 年: Sierra と X8 の問題
  2. EndNote への文献のインポート
    • Google Scholar から
    • EndNote 内の検索から
    • 手入力する
  3. EndNote を使った文献リストの出力
    • Output Style の編集
    • テキストボックスの中の文献が 1 番になってしまう問題

広告

概要: ブログへのリンクと並行輸入品について

Mendeley, Papers など類似の機能をもつソフトはあるが、私は EndNote 派である。論文作成の効率において未だに EndNote に敵うものはない と言える。高価なのが唯一にして最大の問題点。

ただし Amazon から並行輸入品を購入すれば、2 万円以上の節約 になる。論文 書きの効率を少しでも上げたい研究者は、ぜひこのオプションを検討してほしい。完全に英語のバージョンだが、論文を書こうとする研究者なら大きな問題ではないだろう。

1 つのライセンスで、パソコン 3 台までインストールすることができる (公式 FAQ; 2018/01/20 確認)。


このページでは、私が EndNote を使っていて経験したトラブルとその解決方法をまとめる。とくに、下手をすると新しいバージョンを購入しなければならなくなる Word または Mac のバージョンとの互換性は、EndNote ユーザーにとっては家計を直撃する大きな問題である。このバージョン問題についてもできるだけ記述するようにした。


ブログへのリンク

ブログにもいくつか EndNote に関する記事がある。

  1. Mac Word を2013から2016にアップデート後、EndNote 7.5 でCWYRを使う方法
  2. EndNoteで参考文献リストのフォントを変える方法
  3. EndNote X7 でハイフンが日本語フォントになる問題

2019 年: Catalina と X9 の問題

2019 年の秋に、新しい Mac OS Catalina がリリースされる予定になっている。悪名高い iTunes の廃止、iPad がサブディスプレイとして使えるようになるなど、良さそうなアップデートが並んでいるが、同時に 32 bit アプリが使えなくなる。つまり EndNote X8 が使えなくなる

これは 公式サポートページ でも説明されている。ゆえに、X9 の購入を考えなければならない。

新規に EndNote X9 を購入するなら、相変わらず Amazon での並行輸入品の購入がもっとも安いオプションである。ただし、X8 を持っていれば、いまなら 50% 引きでアップグレード版が買える。


並行輸入品 Student ver.
並行輸入品 Full ver.
正規品

X8 からのアップグレードは、EndNote の 公式サポートページ から購入できる。通常価格だと約 $100、現在なら $50 程度。

当面は MacOS を更新せずに X8 を使うという手もあるが、最終的には更新することになると思うので、このセール期間中に買っておこうと思う。


2017 年: Sierra と X8 の問題

最新バージョンは X8 である。一つ前の X7 を買えばさらに安いが、Mac バージョンでは X7 はあまり使い勝手が良くなさそうだ。具体的には OS Sierra および High Sierra では Word 2016 との連携に問題があるとなっている (2)。

マイクロソフトは現時点ですでに Mac Word 2011 へのサポートを停止しているので、Word は 2016 を使わざるをえない。したがって、Mac OS をアップデートしたければ X8 を買う必要があるという最悪な状況になっている。

仕方がないので、2017 年 12 月に X8 の並行輸入品を購入。


並行輸入品
正規品
輸入品旧バージョン

このサイトには、英語論文の書き方に関するページが多数あります。ページの上の方にもリンクがありますが、下のサイト内検索も試してみて下さい。

EndNote への文献のインポート

EndNote X7.3.1 Mac を使用していたが、X8 へアップグレードした。このあたりのバージョンでは、操作方法はほとんど変わらないと思う。


Google scholar から

Googole Scholar で以下のような検索結果が得られたら、「引用」をクリックする。すると BibTex, EndNote, RefMan, RefWorks から形式を選べるウィンドウが現れるので、EndNote をクリック。ダウンロードフォルダ scholar.enw というファイルができるので、これを EndNote の File - Import から取り込む。 (2015 年 5 月)



EndNote 内のサーチから

ツールバーに、パソコン、地球、パソコン & 地球の切り替えボタンがあり、地球のマークが EndNote 上での文献検索を表している。


手入力する

References から New references を選び、必要な情報を入力する。

著者に機関名を使いたい場合には、最後にコンマを入れる (1)。
例えば、University of California を著者にしたい場合、そのまま入力すると California et al. のように、最後のスペースの後の単語が勝手に姓と解釈されてしまう。著者を University of California, としておくと機関として認識される。


広告

EndNote を使った文献リストの出力

EndNote では、科学雑誌 の形式に応じた情報が .ens という拡張子をもつファイルに収められている。

たとえば Neuron という雑誌のスタイルに合わせたいときは、原則として以下のような手順になる。

  1. Neuron のホームページから、スタイルをダウンロードする。有名な雑誌のスタイルは EndNote にデフォルトで入っているので、Edit - Output Styles - Open Style Manager から検索する。
  2. Word で Tools - EndNote - Configue Bibliography を開き、Output style に Neuron を指定する。
  3. Word ファイルの引用したい部分に、EndNote から文献をコピペする。通常は {Smith, 2016 #1000} のような形で引用されるはずである。
  4. Word の Tools - EndNote - Update Citations and Bibliography を選ぶ。これで、文章中の引用と末尾の文献リストが自動的に編集・生成されるはず。

EndNote にデフォルトでスタイルが入っていない場合は、.ens というファイルをダウンロードする必要がある。Mac の場合、スタイルが保存されているデフォルトのフォルダは User/Applications/EndNote/Styles である。ここにダウンロードした .ens ファイルを移動して EndNote を再起動すると、Style Manager で見えるようになる。

私は複数のコンピューターで EndNote を使っているので、ダウンロードした .ens ファイルや、下記のような方法で編集済みの .ens ファイルを供給したかった。EndNote Preference - Folder Locations で Style folder の パス を設定できるので、これを DropBox のフォルダに設定している。


Output Style の編集

雑誌からダウンロードしたスタイルでも、微妙に投稿規定と合っていない場合がある。また、雑誌がスタイルを提供していないときには、スタイルの近い雑誌の ens ファイルを編集して自作することになる。Output Style を編集する方法は以下の通り。

Edit - Output Style から、編集したいスタイルを選択し、編集モードにする。Templates の Citation 部分のフォントを編集する ことで、引用箇所の書式を設定することができる。

たとえば番号を上付きにしたい場合には、Bibliography Number を選択して Edit - Style から上付きを選べば良い。Bibliography Number を Author Year にすれば、著者名と発行年で引用するスタイルになる。



テキストボックスの中の文献が 1 番になってしまう問題

Word にテキストボックスを置いて、その中に { } で reference を入れている場合、EndNote で番号形式にすると、テキストボックス中の文献が 1 番になってしまう。本文中の文献の番号が 1 番から始まらないので、どうも気分が悪い。

これはよく知られた問題のようで、EndNote の公式 FAQ に解決策がある。Word で テキストボックスでなく frame を使う ようにする。

  • Windows のワードなら、おそらくテキストボックスを右クリックすることでフレームに変換できる。
  • Mac Word 2016 および Office365 のワードにはこの機能がついていない。まず Preference から Developer タブを表示させ、Insert Frame でフレームを挿入、そこにテキストボックスから内容をコピペする。

広告

References

  1. 手入力でレコードを作成するには. Link.
  2. Thomson Reuters Community. Link: Last access 2017/12/08.

コメント欄

各ページのコメント欄を復活させました。スパム対策のため、以下の禁止ワードが含まれるコメントは表示されないように設定しています。レイアウトなどは引き続き改善していきます。「管理人への質問」「フォーラム」へのバナーも引き続きご利用下さい。

禁止ワード: http, the, м (ロシア語のフォントです)


このページにコメント

Name:


Comment:



これまでに投稿されたコメント

Date Name Comment