macOS Catalina へのアップデートの記録: 2020 年 1 月
UB3/informatics/mac/log_install_catalina
このページの最終更新日: 2024/09/30- アップデートの概要
- ルートにフォルダを作るのは避けたい
広告
アップデートの概要: 2020 年 1 月
カタリナの大きな特徴の一つが、32 bit アプリをはじき出したこと。これに伴って EndNote を 8 から 9 に有償アップデートする必要があった。
まず、インストール時に TextWrangler が対応していないというエラーメッセージ。複数ファイルの一括置換は便利だったので、他の方法を探さなければならない。→ アップデート版の BBEdit で大丈夫そう。
シェルの更新
Terminal を最初に起動すると、以下のようなメッセージ。デフォルトのシェルが bash から zsh に変わる。両者の違いについてはネット情報がたくさんあるので、そちらを参照のこと (1,2 など)。いずれページを作ってまとめるかもしれない。いくつかのスクリプトは書き直すか、bash を使って実行しなければならないので面倒だが、これも時代の流れなので対応していくしかない。
The default interactive shell is now zsh. |
とりあえずは指示通りに chsh -s bin/zsh を実行する。 手持ちの bash スクリプトは大体動くようだ。
R というコマンドで R を起動しようとしたが、dyld: Library not loaded: /usr/local/opt/openblas/lib/libopenblasp-r0.3.7.dylib のようなエラーが出て成功しなかった。これは必要なライブラリが見つからないというエラーなので、ネットでは brew upgrade R が推奨されているが、それでも解決せず。brew reinstall R で解決した。
ルートにフォルダを作るのは避けたい
X code の更新
EMBOSS、次世代シークエンス 解析のための SRA toolkit などのバイオインフォマティクス系のソフトは、/bio に入れていた。これは、EMBOSS をインストールするときのデフォルトのディレクトリが /bio/emboss なので、なんとなくここにまとめるのが良いような気がしていたため。
しかし、今回のアップデートでは
解決になるかわからないが、今後は root でなく ~/Documents などにまとめることにしたい。少なくとも /bio は深すぎて、普段からちょっと嫌な気がしていた。
EMBOSS の再インストールを試みるが、以下のコマンドが動かずエラーに。
sudo ./configure --prefix=/Users/**/Documents/bio/emboss |
よくわからないが、とりあえず XQuartz-2.7.11 を入れ直してみる。状況は変わらず。インストールされている Xcode を起動すると、additional component をインストールするかと聞かれるのでインストール。
which samtools をしてみたが、samtools もみつからない。とりあえず brew upgrade をかける。いろいろアップデートされるが、xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin/xcrun というエラーが出るのが気になる。
さらに以下のメッセージ。
The bottle needs the Apple Command Line Tools to be installed. |
どうも xcrun というところに問題がありそうだ。
とりあえず、指示に従い xcode-select --install を実行。これをすると、xcrun 関係のエラーが消え、brew install bowtie2, brew install samtools が動く。phython のインストール関係で、少しフォルダのパスの問題があるようだが、一応 install されたというメッセージが出て、python3 も起動可能。
emboss のインストールコマンド sudo ./configure --prefix=/Users/**/Documents/bio/emboss も OK になる。
sratoolkit 中の fastq-dump などを実行しようとすると macOS cannot verify that this app is free from malware というエラーが出て鬱陶しい。システム環境設定の Security & Privacy から許可を与える必要がある。この点さえクリアすれば、sratoolkit は ~/Documents から実行できる。
広告
References
- BashとZshの違いでのハマりどころ. Link: Last access 2020/02/02.
コメント欄
サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。