macOS Big Sur のクリーンインストール記録:
2020 年 12 月

UB3/informatics/mac/log_install_big_sur

このページの最終更新日: 2024/09/30

  1. アップデートの概要
  2. iTunes と Music
  3. Filemaker をやめる

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アップデートの概要: 2020 年 1 月

Catalina へのアップデート から約一年。自宅用メインの Mac がまた遅くなってきたので、クリーンインストールすることに。brew が Big Sur に対応したのも契機になった。

Catalina へのアップデートは上書きだったので、クリーンインストールは購入から約 1 年半で初めて行うことになる。まずは Ref. 1 を参考に、以下の項目をバックアップ。

  • デスクトップにあったランダムな項目、Document/bio の中に作っていた BLAST や bowtie2 のデータベース、Documents の中の EndNote ライブラリを外付け HDD へ。
  • Music アプリで「ライブラリを統合 Organize library」をしてから、User/Music/iTunes を外付け HDD へ。iTunes/iTunes_Media/Music の中にアーティスト別のフォルダがあり、その中にアルバムのフォルダ、さらにその中に mp3 ファイルという構成になっている。iTunes から Music への移行に伴って、この構成が変わっているとちょっと面倒かもしれない。
  • その他のファイルは Dropbox に保存してあるので、HDD へのバックアップは取らない。コマンドラインツール、R ライブラリなどは入れ直すことになる。
  • Apple ID、Office365、gmail account からサインアウト。
  • 最後に TimeMachine にバックアップして、準備は終了。

ここで、一度、Big Sur にアップデートして TimeMachine をしてから、再度クリーンインストール という手順をとらねばならないようだ (1)。理由は TimeMachine や移行アシスタント (今回は使わないが) の互換性。

インストール後は、基本的に Mac セットアップのページ に従って設定を進める。今回、ちょっと特殊だった点は次の通り。

  • Mac が重くなっていたので Opera を使っていたが、これを機に Safari に戻してみる。しばらく様子見。
  • Apple Mail は相変わらずダメ。Inbox から他のフォルダにメールを移しても、他のコンピューターの Mail に反映されない。Spark を Apple Store から再びインストール。
  • TextEdit を Atom に変更。このページ を参考に、Soft wrapping をしたり、中央の線を消したりする。とりあえず、しばらく Atom をデフォルトのエディタとして使ってみる。html はこれまで通り Brackets にする。

2022 年 5 月追記

フォントは少し大きめにしたかったので Hiragino Sans CNS W3 14 point を使っていたのだが、Big Sur から行間が狭くなってしまい、少し見にくい。Atom をしばらく使っていたのだが、うまく動かないことが多かったので、再び TextEdit に戻す。フォントは Andale Mono 14 が良い。

iTunes と Music

以前までのアップデートで、iTunes から iTunes への移行は簡単だった。データは全て Usr/Music/iTunes にあり、初めて iTunes を起動するとこのフォルダが作られる。古い Mac のそのフォルダの中身を全て上書きで新しい Mac に移せばよかった。

しかし、Catalina から iTunes が Music というアプリになっており、フォルダ構造が色々と変わっている。前回は上書きアップデートを行ったため、iTunes_Music などというフォルダができており、これがクリーンインストール後の Music のみのフォルダ構造と一致しないという問題があった。

楽曲と、再生回数や最後に再生した日時などの付属データを移行するには、以下のようにする。

  • iTunes フォルダを丸ごと外付け HDD などにバックアップするが、使うのは一部である。
  • iTunes または Music にアップデートした iTunes では、iTunes というフォルダの中にデータが納められている。iTunes_Media というフォルダに音楽の mp3 ファイルがあり、iTunes_Media/Music/歌手名/アルバム名/曲名.mp3 となっているはず。まずこれを確認。
  • 再生回数などの情報は、iTunes_Library.itl というファイルにある (2)。iTunes_Music_Library.xml というファイルもあるが、これはサードパーティーアプリ用のファイルで、Music や iTunes で使われているわけではないようだ。
  • オプションを押しながら Music を起動すると、ライブラリを選択できる。 ここで上記の iTunes_Library.itl を選択すると、その内容が Music Library.musiclibrary という Music 用のライブラリに変換される。
  • 私の場合は、何かの間違いで Music Library.musiclibrary が変なフォルダに入り込んでしまっていたので、見つけるのに手間取った。しかし、ポイントは 更新日時から最新の Music Library.musiclibrary を見つけ、オプションを押しながらMusic を起動し、これを選択する だけ。

フォルダ構造としては、Music Library.musiclibrary と同じ階層に Media があり、Media の中に /Music/歌手名/アルバム名/曲名.mp3 となっていればよい。

FileMaker をやめる

FileMaker をもし移行したい場合は、旧 Mac からフォルダをコピーして起動、ライセンスキーを入れる。公式サイトからダウンロードできるのはアップデートなので、これは使えない。

このアップデートを機に、FileMaker をやめた。FileMaker 16 が 2020 年版の MacBook Pro では動かなかったこと、アップグレードが高額で、さらに 1 台のパソコン限定だったことが決め手になった。ソフトの値段が高いのはまだ納得できるが、インストール台数を絞られるのは気に入らない。大学教員なら、おそらく大学と自宅で 2 台はパソコンを持っているし、大学・自宅・ノートで 3 台を使っている人も結構いるのではないか (私は少なくとも常に 3 台を併用している)。残念だが、こうやって切り捨てられたユーザーは離れていくということで、まあ仕方ないこのなのだろう。

LibreOffice Base に移行。詳細は、とりあえす ファイルメーカーのページ にまとめた。いずれ Base のページを作るかもしれない。

LibreOffice も重すぎるので、結局 Excel を使っている。


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References

  1. macOS Big Sur編 Macのクリーンインストール & 移行アシスタント. Link: Last access 2020/12/08.
  2. Link: Last access 2020/12/09.

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