ウェブサイトを分割したときの手順メモ

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  1. 概要: ウェブサイトの移転・分割
  2. 手順メモ: サイト分割のとき
  3. Wordpress を手動で移転

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概要: ウェブサイトの移転・分割

2017 年 7 月に、おすすめ漫画の項目を新しいドメイン ultrabem-hobby.com に移した。今後も、このようなウェブサイトの分割・移転があるかもしれないので、手順をメモしておく。html ファイルを FTP ソフトでアップロードする方法で作っているサイトについてのものである。

手順メモ: サイト分割のとき

1. フォルダ構造と内部リンク

まずは Dropbox のフォルダに格納してある html ファイルを整理する。

既存のサイトから分割するフォルダをコピーしてパスをチェック。フォルダ構造が変わる場合には、内部リンクを TextWrangler などで一括変換する。


2. 独自ドメインの契約

新しいサイトの 独自ドメイン を取得する。私はムームードメインを使っている。サイトの印象などを考えて、値段にはこだわらずに .com を選んでいる。

5 年、10 年などの長期の契約では、多少の割引がある。.com ならば年間 1,200 円程度、10 年契約で 1,200 円ほどお得になる。しかし、これは 10 年分 12,000 円を先払いするということになるわけで、実際にどれぐらい得になるのか疑問。

1 年契約にして、余剰の 9,000 円程度を 10 年間自由に使えば、1,200 円ぐらいの収入は得られる・・・かもしれない。年利 1.5 - 2.0% ぐらいで回せば (1)。これに加えて、このドメインを 10 年使うかどうかの判断も難しい。10 年は長い。

したがって私は長期契約はあまり好きではなく、1 年更新にしている。


3. サーバーの契約

X サーバー の容量がまだ十分あるので、実際には上記の独自ドメインを X サーバーに登録する作業になる。独自 SSL も設定する。


4. 各種タグの一括置換

いろいろなタグを変更する必要がある。

まずは Google Analytics で新しいタグを取得し、これを head タグ 内に埋め込む。これで、ページビューなどが Google Analytics でトラックされるようになる。

Google ウェブマスターツールにも登録する。サイトを認証しなければならないが、これは Google Analytics のコードを使って行うことができる。


5. アフィリエイトの登録

Google Adsense は個別のサイトについての審査は不要なので、新しい広告枠を作り、そのタグを貼ればよい。

Google Adsense も、新しいサイトでの申請が必要となった。忘れずにアドセンスの管理画面から新しいサイトをマイサイトとして登録しておく。

Amazon アソシエイトは、新しいサイトの URL 登録が必要。10 個までしか登録できないので、よく考えて選ぶようにする。もしもアフィリエイトも同様にサイトを登録。

忍者 Admax は審査不要なので、新しいコードを作って貼れば良い。

Medi8 は新たにゾーンの審査が必要である。新しいコードを貼ってから審査を申請する。


Google カスタム検索 に新しいサイトの URL を登録。

WordPress を手動で移転

2024 年はじめ、WordPress のサイトを移行したときのメモ。プラグインは使わずに手動で。いずれ専用のページを作るかも。参考サイト: WordPressのお引っ越し。手動でサーバー移行する手順

WordPress は、ファイルとデータベースから成り立っているので、この 2 つを移行することになる。

ファイルは、場合によって違うかもしれないが、public_html というフォルダの中に独自ドメイン名のフォルダがあり、その中に入っている。フォルダごとダウンロードができない場合は、圧縮するオプションがあるので zip ファイルにしてからダウンロードする。

wp-config.php というファイルがあるので、以下の日本語の部分を新しい情報に書き換える。

/** The name of the database for WordPress */
define( 'DB_NAME', 'データベース名入力' );

/** Database username */
define( 'DB_USER', 'ユーザー名入力' );

/** Database password */
define( 'DB_PASSWORD', ' パスワード入力' );

/** Database hostname */
define( 'DB_HOST', 'ホスト名入力' );


ここまで書いたところで、WordPress を html にする方が自分にとっては便利と気がついた。「静的化」と呼ばれる作業で、サイト内検索やコメントなどの動的な部分は動かなくなるが、セキュリティー上のメリットもあり、全体が軽くなる。

以下のツールを試す。

  • StaticPress, StaticPress2019: いずれも途中でエラーになる。
  • Simply Static: これもエラーに。
  • Export WP Page to Static HTML/CSS: 無料だと 3 ページまでしか変換できない。
  • Staatic: エラーなしで終わる。public_html/ドメイン名/wp-content/uploads/staatic/deploy/ というフォルダに出力される。これを zip でダウンロードしチェックしてみるが、画像がうまく参照されていないようである。

また、wget で Web サイトを取得して静的化する方法もある )。オプションなどの詳細は wget のページ を参照のこと。以下を実行すると、サイトが丸ごとダウンロードされる。--ca-certificate の行を --no-check-certificate とする方法もあり、これはダウンロードできるが良いのかどうかわからない。

ローカルで見た限りでは、これが良さそう。コメント欄などはもちろん動かないが、これをとりあえずサーバーに上げて、徐々に編集しながら様子を見てみる。


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References

  1. 複利計算. Link: Last access 7/26/2017.
  2. 続・WordPressをwgetとNetlifyでお手軽に静的サイト化する話. Link: Last access 2024/01/27.
  3. Unable to locally verify the issuer's authority. Link: Last access 2024/01/27.

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