R グラフをファイルとして保存する

UB3/informatics/r/save_graph

このページの最終更新日: 2024/09/30

  1. 概要: グラフをファイルとして保存する
  2. png() 関数
  3. pdf() 関数
  4. ggsave() 関数: ggplot のグラフを保存
  5. graph2ppt() 関数: パワーポイントで保存

関連ページ


広告

概要: グラフをファイルとして保存する

R Studio で plot() などの描画関数を実行すると、plot のところにグラフが出力される。そこから書き出して pdf や png として保存することもできるのだが、for loop を回しているときなど、関数でこの書き出しを行いたい場合がある。

このページでは、グラフをファイルとして出力する R の関数 についてまとめる。

png() 関数

グラフを png として出力する。

png(ファイル名, width = 500, height = 500), units = "px")
  plot(x, y)
dev.off()

というのが基本形。つまり png 関数は描画デバイスを開き、他の関数で描画、dev.off() で閉じるという形。width, height を指定しなければ、自動的にグラフ全体が含まれる大きさになるようだ。

width
height

出力の幅、高さを指定。単位は units で指定できる。デフォルトはピクセルのようだ。

units

幅、高さの単位を指定。

pdf() 関数

使い方は png() 関数と非常によく似ている。pdf() 関数では、複数の図をまとめて一つの pdf ファイルにすることもできる。その場合は、単にプロットの数を増やすだけ。

pdf(file = "ファイル名", width = 5, height = 5)
  plot(a, b)
  plot(c, d)
  plot(e, f)
dev.off()

width
height

出力の幅、高さを指定。ベクター形式 の pdf にはピクセルの概念はなく、単位はインチである。

A4 サイズは横が 8.27 インチ、縦が 11.69 インチである。論文用の図を出力するときは、このサイズまで考えて設定するとよい。

ggsave() 関数: ggplot のグラフを保存

グラフが ggplot で作られている場合には、ggsave() 関数が一番よい。

ggplot で作成した最新の図を保存するようになっているので、基本は以下のようにファイル名だけで良い。このページ にさまざまなオプションあり。そのうち整理する。

# インストール
ggplot(mtcars, aes(x = mpg, y = wt)) +
geom_point()
ggsave(result.png)

graph2ppt() 関数: パワーポイントで保存する

export というパッケージに含まれる関数である (1)。export は github から devtools または remotes でインストールする。

# インストール
devtools::install_github("tomwenseleers/export")

library(export)
graph2ppt(plot, file = "file.pptx", width = 4, height=9, append = FALSE)

width
height

出力の幅、高さを指定。これも単位はインチ。

append

append は「追加する」の意味。append = TRUE で、出力が ppt で、かつその名前のファイルが存在する場合、同じファイルにプロットを追加する。


広告

References

  1. Rで作成した図をパワーポイントで出力する【神機能】. Link: Last access 2023/10/15.

コメント欄

サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。

このページの目次

1. 概要
2. png() 関数
3. pdf() 関数
4. ggsave() 関数
5. graph2ppt() 関数