一致する行を抽出する Mac の grep コマンド:
オプション、正規表現など
informatics/commands_mac/grep_mac
このページの最終更新日: 2024/09/30- 概要: grep の使い方
- オプション一覧
- 前後の行に関するオプション
- 正規表現一覧
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概要: grep の使い方
とりあえずは Mac と Unix、Linux を区別せずに記載する。実際の操作は、いくつかのバージョンの Mac OS X で行っている。
grep は、指定した規則に従ってファイルに対してパターンマッチングを行い、マッチする行を抽出する関数である (1)。
のように使う。
オプション一覧
output のオプションはないので、結果をファイルに保存するときは > results.out のようにする。
-b | 各行の前に、ファイルの先頭からバイト単位のオフセット数を表示する。 |
-c | パターンに一致した行の数のみを出力する。v option との組み合わせで、-cv とすると一致しなかった行の数を出力できる。 |
-d | 検索対象として、フォルダまたはフォルダを含む複数の対象を指定した場合、action に指定する値によって以下の動作を行う。対象にフォルダがない場合、このオプションは意味をもたない (3)。
|
-i | 大文字と小文字を区別しない。 |
-l | パターンに一致した行を含むファイル名だけを出力する。 |
-n | パターンに一致した行のファイル内での行番号を表示する。 |
-o | Only-matching. 指定された正規表現のマッチする部分を、改行区切りで出力する。 |
-q | 検索結果にマッチした行を表示しないオプション。 |
-r | 特定のフォルダ以下を再帰的に検索する。 |
-v | パターンに一致しない行を表示する。 |
-x | 行全体を検索対象にする。 |
前後の行に関するオプション
-num |
マッチした行から指定した行数 (前後) を同時に検索結果として表示する。 |
-A num |
マッチした行から指定した行数 (後ろ) を同時に検索結果として表示する。 |
-B num |
マッチした行から指定した行数 (前) を同時に検索結果として表示する。 |
-C | マッチした行の前後 2 行を検索結果として表示する。 |
正規表現一覧
行の先頭を検索 |
^ は行の先頭を示す。grep 'abc' file1 だと file1 から文字列 abc を含む行が検索されるが、grep '^abc' file2 だと abc から始まる行が選択される。 |
and 検索 | | でもう一度 grep に引き渡せばよい。つまり grep "abc" filename | grep "def" で、abc を含み、かつ def を含む行のみが抽出される。 |
or 検索 | -e オプションを使う。grep -e "abc" -e "def" filename になる。 |
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