英文法 単数形と複数形の問題:
文法、紛らわしい単語など

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このページの最終更新日: 2019/04/14

  1. 単数形、複数形が関わる文法
    • 複合主語: and や or で繋がった主語は単数か複数か
    • 2-year-old などの表現、year なのか years なのか
  2. 単数形と複数形が紛らわしいケース
    • 可算・不可算と関係するケース
    • 原則として複数形の単語
    • 単複同形の単語
    • 「A number (total) of 複数形」
    • 複数と単数を対応させる英文
  3. 各種フレーズ

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単数形、複数形が関わる文法

複合主語: and や or で繋がった主語は単数か複数か

And, or などで繋がれた名詞が主語になっているものを、複合主語という。複合主語は、以下のように単数として扱う場合と、複数として扱う場合がある (2)。


パターン 1

複数の名詞が and で繋がっており、かつ 別個の物事を表す場合は、複数扱いになる (2)。具体的には、2 つのものを比較しようとする場合、2 つのものの関係について述べる場合は、両者を別個の物事として捉えていることになるため、複数扱いになる。

  • Mike and Peter are good friends (2).
  • To know and to teach are different (2).

パターン 2

複数の名詞が and で繋がっており、両者がまとまって一つの概念などを表している場合は単数形になる (2)

  • Early to bed and early to rise makes a man healthy (2).
  • Bread and butter is my favorite breakfast (2).

パターン 3

複数の名詞が and 以外で繋がっている場合は、動詞に近い主語に合わせる のが基本である。口にしたときに抵抗のない形になるように、という説明がある (3)。たとえば、例文 1 で is にすると、you is と非文法的な発音をすることになってしまい、抵抗を感じるためである。

例文 2 と 3 の違いは、少々 tricky である。例文 2 では、上の規則に従い I に合わせた am が動詞になっている。しかし、3 では All students が本当の主語であり、but Tom はそれにくっついたものに過ぎないという考え方 (3) から、動詞は know になる。例文 2 では but I がないと意味が通じないのに対し、3 では but Tom は飾りである。同じ but の後ろでも意味によって全く違ってくるので、形に惑わされないよう注意しよう。

  1. Tom or you are wrong (2).
  2. Not you but I am wrong (2).
  3. All students but Tom know it (3).


2-year-old などの year に s がつくかどうかという問題

ハイフンの使い方 も参照して下さい。

2 ヶ月齢の赤ん坊は 2-month-old baby または baby aged two months と書くことができる。最初の例では、ハイフンによって month が単位になっているために months にならない

ハイフンを使わない場合は、2 month old baby となり、これでも間違いではなさそうである。


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単数形と複数形が紛らわしい単語

とりあえず、以下のようなパターンに分けてまとめている。


可算・不可算名詞の問題

まずは 名詞の種類 と関係する場合。つまり 可算名詞と不可算名詞 の問題。equipment, furniture, soap などの単語が、日本語での印象と違って不可算名詞であるため、複数形では使わない。


原則として複数形になる名詞

次に、メガネ glasses、ハサミ scissors、靴 shoes など原則として複数形になる単語。通常 2 つでペアになってことから。これも日本語の感覚からすると何か変である。メガネは 1 つのモノだと思うのだが。


単複同形の単語

最後に、いくつかの単語は単複同形であるという点。例えば「種」を示す生物学用語 species は、単数形でも複数形でもspecies である (5)。魚の fish も同様だが、「それぞれの魚」を強調したいときは fishes としても良いらしい。


A number of 複数形

「多数の」という意味の "A number of" という表現がある。まず、a number of の後には 複数形 がきて、動詞も複数形 で受ける (6)。つまり a number of days というときに、a number of は days にかかっている形容詞のようなイメージである。

これが "the number of" になると、意味が全く異なってくる。「~ の数」というのが主語になり、the number of animals in this cage is 5 「ケージに入っている動物は 5 匹」という使われ方をする。したがって、複数形の名詞が続くが、動詞は単数形 になる。

"A total of" の場合、「合計で ~ の」という意味になる。A total of 10 times, a total of $100 など。この場合も a number of と同様に 動詞は複数形 である。

ケンブリッジ辞書 に A total of 21 horses were entered in the race. という例文が載っている。

その理由として total が collective noun であると言っているページがある (7)。Collective noun は可算名詞であり、常に複数で受けるの。上の a number of も number が collective noun であると解釈していいのだろうか。


複数と単数を対応させる英文

are one of... のように、複数を one で受けることができる。"are one of the major" は、Google Scholar で 5 万件以上のヒットがある (2019 年 3 月)。

1 の例文の場合、そのあとの that 節は sources にかかっているので複数になる。

  1. Sewage treatment works are one of the major sources that cause atmospheric odour pollution (paper).

各種フレーズ

in detail か in details か

in detail が正しい。in details はあまり使わないと 書いてある。

Google Scholar で検索すると in details も数多くヒットするが、changes in details of ** のように in はその前の単語とセットになる場合がほとんどのようである。


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References

  1. 友清 理士 (2004). 理化学英語の冠詞の用法.

  1. 複合主語と動詞の一致. Web.
  2. 英語で悩むあなたのために. 247. 述語動詞は何に合わせるか. Web.
  3. Is "species" singular or plural? How do you say the alternate version of the word? Link: Last access 2018/12/15.
  4. 科学論文の書き方:"A number of" と"The number of" Link: Last access 2019/01/17.
  5. “A total of 10 babies is…” vs. “a total of 10 babies are…” vs. “Ten babies in total are…” Link: Last access 2019/01/17.