Mac の cat コマンド:
正規表現、オプション、使い方など

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このページの最終更新日: 2023/02/14

  1. 概要: cat とは
    • オプション一覧
  2. cat の応用的な使い方

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概要: cat コマンドとは

cat コマンドは、cat filename でファイルの中身をターミナルウィンドウ上に表示するのに使われるが、本来は 複数のファイルを結合する ためのコマンドである。連結する (concatenate) がコマンド名の由来である。

テキストファイル を結合したときには、単に

cat file1.txt file2.txt > filename.txt

で OK だった。テキストファイルが複数あるときは、cat *.txt > filename.txt で よい。ワイルドカードを使うとファイルは昇順に結合されるが、1 個ずつ指定するとその順番で結合される (1)。

ファイルのパスを指定しつつ使うこともできる。

cat ~/*.txt > ~/filename.txt

以下のような関連コマンドがある。

less

ファイルの中身を見たい場合は、cat よりも less の方が便利である。

cat だとファイルの内容がターミナル上に全て吐き出されるので、ファイルサイズが大きいと大変なことになる。less の場合は 1 ページごとに表示され、q で見るのをやめることができる。

head

ファイルの最初 10 行 (オプションで指定可能) を表示する。

tail

ファイルの最後 10 行 (オプションで指定可能) を表示する。


オプション一覧

-b

行番号を付けて出力する。空行には番号をつけない (2)。

-n

行番号を付けて出力する。空行にも番号がつく (2)。

-s

連続する空行を一つにまとめる (2)。

-e

改行コードも表示する。



cat の応用的な使い方

  • for loop の変数リストに、テキストファイルの内容を読み込ませたいときに cat を使える。→ for loop のページ に実例あり。

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References

  1. Linux Tips. ファイルを結合するには。Link.
  2. cat コマンド. Link: Last access 2018/03/02.

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