Mac ターミナルの使い方

informatics/mac/terminal
2018/05/24 更新


このページにあるのは Mac OSX Sierra での使い方ですが、他のバージョンでもほとんど変わらないはずです。

  1. 概要と基本的な使い方
    • カレントディレクトリ
    • root や home にある項目
    • ./ の使い方

  2. ショートカット
  3. 文字列操作のコマンド
  4. ユーティリティー的なコマンド

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概要と基本的な使い方

カレントディレクトリ

ターミナルでは、まず自分が現在いる場所 (カレントディレクトリ) を認識する必要がある。もし Ashley というユーザー名で Mac にログインしているなら、ターミナルを立ち上げたときに

iMac:~ Ashley$

のように表示されているはずである。iMac はパソコンの名前、~ があなたが現在いる場所、Ashley はユーザー名、$ は「コマンドを打って下さい」の記号である。現在の場所が記号なのでわかりにくいが、記号で表されるのは次の 2 種類だけなので、ここで覚えてしまおう。

~

ホームフォルダを示す。ホームフォルダというのは家のアイコンで表されるフォルダで、この中に Desktop、Download などのフォルダがある。

/

スラッシュは Mac の最上位の階層で、root と呼ばれる。Finder 上では Macintosh HD である。中には Applications, Library, Users などのフォルダがある。


ここから、まず

iMac:~ Ashley$ ls

としてリターンキーを押してみよう。

Applications    Desktop    Download    

などのように、ホームフォルダの内容が表示されるだろう。つまり ls というのが「フォルダの中身を表示するコマンド」である。

ターミナルでは、基本的にこのようにコマンドを駆使して作業を行う。上手にコマンドを使うことによって、Mac に高度な作業をさせることが可能になるのである。

次に、

iMac:~ Ashley$ cd Desktop

と打ってみよう。cd は場所を移動するコマンドである。このコマンドを実行することにより ~ から Desktop に移動するので、

iMac:Desktop Ashley$

となるはずである。カレントディレクトリがデスクトップに移り、次のコマンドを待機している状態である。ここで ls をもう一度実行すると、今度はデスクトップにあるファイルおよびフォルダの一覧が表示されるはずである。


home や root にある項目

Mac のホームフォルダ ~ には、次のようなフォルダやファイルがある。もちろん人によって違うので、重要な意味をもつ項目のみをピックアップしている。

ドットで始まるファイルは隠しファイルなので Finder では見ることができず、ls でもオプションをつけて ls -a としなければ見えない。

基本フォルダ

アプリを格納した Applications のほか、デスクトップ、Documents, Movies, Music, Pictures, Public などの基本的なフォルダがある。

Library は、各種の設定ファイルを集めたフォルダである。

.bashrc

ターミナルを起動したときに、このファイルに書き込まれた情報に従い、環境変数などが自動で設定される (2)。

path を通す ときに編集することになる。自分で作っていなければ存在しないファイルなので、なくても焦らないこと。

.bash_history

ターミナルのログが記載されている。

.Trash

「ゴミ箱」は、ホームフォルダに不可視フォルダとして存在する。


Mac の root には、次のようなフォルダやファイルがある。通常、root レベルにある項目をいじることはあまりないので、ほとんどの Mac で同じ項目が並ぶはずである。

bin

bin の中には、catls などの基本的なコマンドが格納されている。

Volumes

外付け HDD などがこのフォルダに含まれる。



./ に関するメモ

./ (ドット + スラッシュ) は、カレントディレクトリを表す。cap3 のインストールのときに迷った。cap3 は Finder 上で解凍したフォルダにインストールされるが、単に cap3 というコマンドを打つと、ターミナルは一般のコマンドが格納されている usr/bin からプログラムを実行しようとしてしまい、エラーになる。

このときは ./cap3 とすることで、カレントディレクトリにある cap3 を走らせるという命令になる。パスを通す 作業を行えば、これは不要になる。


ショートカット

  • ターミナルの過去の文字 (スクロールバッファ) を消したい → Command + K
  • ターミナルで進行中の作業を強制終了→ Command + C

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よく使うコマンド一覧

  • 多くのコマンドは、Mac のターミナルと Linux で共通。
  • Mac, Win のコマンド対照表 も参照のこと。
  • オプションなどは、リンク先のコマンドのページにあります。

フォルダ・ファイル操作のコマンド

cd 他のディレクトリに移動する。
cat ファイル結合したり、ファイルの中身を見たりする。
less ファイルの内容を見る。
rm ファイルを削除する。
mv ファイルを移動する。
rename ファイル名を一括で変更する。
split ファイル分割。
  • split -d 100000 filename なら 100 kB ごとに分割。
  • -l なら行数指定で、-l 2 なら 2 行ずつに分割する。
basename ファイル名を拡張子なしでリストにするときに使用。参考ページ

文字列操作のコマンド

ファイルではなく、その中の文字列に関するコマンド。

grep 特定にパターンにマッチする行の検索、抽出など
wc 行数、単語数、バイト数を表示。単語はスペース区切りで認識
sort ファイル内の文字列をソートする
uniq ファイル内の重複行を表示または削除。ただし sort 後に。
cut 特定の文字で区切られた部分を抽出する。
vi vi エディタを起動する。
awk スペースを区切り文字と認識し、各行を指定通りに処理する。
od od -c xyz.txt | less で 改行コード を調べられる。

ユーティリティー的なコマンド

script ターミナルのログをとる。exit で終了する。
ls ディレクトリにあるファイルの一覧を取得。
clear 画面をクリアする。実際はたくさん改行を入れているだけ。
open ファイルを開く。open . で現在のディレクトリを Finder 表示。
pwd 現在のパスを表示。
which プログラムのパス (場所) を表示。→ パスを通す
top システムモニタ。q で終了する。
setfile ファイルの作成日時を変更する。
chmod chmod 777 file のようにしてパーミッションを変更。
man ファイルの説明を表示する。q で終了。
source Terminal 起動後 source .bashrc でコマンド検索パス追加 → パスを通す
ln シンボリックリンクを張る
java java -version で Java のバージョンをチェックできる。


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References

  1. 今さら聞けない!ターミナルの使い方. Link: Last access 2017/10/29.
  2. Mac (OSX) で .bashrc を編集する. Link: Last access 2018/02/02.