アドブロックについて

このページの最終更新日: 2024/09/30

概要: adblock とは

アドブロック adblock とは、Web サイト上の広告を表示させないようにするプログラムの総称である。広告ブロックともいう。

アドブロックの使用が一般化すると、ウェブサイトからの広告収入に多大な影響を与えることが懸念される。2015 年 9 月にリリースされた Apple iOS9 で、Safari がアドブロックアプリを使えるようになったことから、ネット上では様々な議論が飛び交っている。

2023 年現在、まだ大きな影響は出ていないように思うが、常に考えていなければならないトピックである。

ここはプロの研究者が知識を提供するサイトである (専門でない内容、趣味のページもあるが、大部分は大学教科書または原著論文レベルの情報)。ユーザーにもそれなりの対価を払ってもらうのは自然であり、広告の閲覧がその対価にあたると考えている。

したがって、アドブロックの使用者はこのサイトを是非ホワイトリストとして登録してほしい。広告はユーザーの利便性を落とさないように配置しており、クリック誘導なども行っていない。

初期からサイドバーとトップページに Anti Adblocker を入れていたが、2023 年 1 月、Google アドセンスがアドブロックの機能をもっていることに気づき、導入することにした。

アドセンスのページ Privacy & messaging から Ad blocking recovery という項目がある。ここでサイトごとに設定する。

下にもある通り、この話は「広告全ブロック」 vs. 「ほぼ広告しかないまとめサイト」のような極端な対立になりがちなので、うまく落としどころを作れる技術ができてほしい。

アドブロックを導入するユーザーは広告をクリックしないので、そもそも広告の対象ではないと主張。しかし、インプレッション広告による地道な宣伝効果っていうのもあるんじゃないかと思う。

7/17/2017 追記

Google Chrome がアドブロックを標準搭載するという記事が (3)。ポップアップなど、悪質な広告はブロックされる方向に向かっており、基本的には良いことなのではないかと思う。

アドブロックは違法ダウンロードと同じ、というやや過激な意見。しかし、こちらの意図に反してコンテンツにただ乗りして欲しくないというのは賛成。

広告の売上が減るとコンテンツの質が低下し、その影響はとくに個人規模のサイトで大きいと考えている。企業のサイトなどは、他に収入源があるからまだまし。対抗するスクリプトを作り、「コンテンツブロッカー入れてると面倒だ」の世論を作り上げていくことが目標という頼もしいサイト。

否定派というよりは、影響が少ないので気にしなくてよいというページ。広告ブロックアプリの普及率は最大でも 2 % 以下、それよりも質の高いサイトと広告を作ることを考えようと主張。かなりの説得力を感じた。

グーグル激おこ。iOS9の広告ブロックに世界中が揺れている. Link.
結局、iPhoneの「コンテンツブロッカー」とは何なのか？ Link: わかりやすい説明のページ。
GoogleがChromeに広告ブロックを標準機能として搭載～Google Adsense収益への影響は？Link: Last access 7/17/2017.
広告ブロックでWebメディアは衰退しないし、アドブロッカーはフリーライドではない (リンク切れ)

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