Mac の chmod コマンドとパーミッション:
意味、変更方法など

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このページの最終更新日: 2024/09/30

  1. 概要: ファイルのパーミッションとは
  2. chmod コマンドの使い方

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概要: ファイルのパーミッションとは

MacLinux のターミナルで ls コマンド を実行すると、以下のような文字列が表示される。


drwxr-xr-x+


これは 各ファイルのパーミッション を表しており、以下のような意味をもっている。

  • 最初の文字はファイルの種類。- はファイル、d はディレクトリ、I はシンボリックリンク。
  • 次の 3 文字は、ファイル所有者の権限。r は読み取り、w は書き込み、x は実行 で、これらの文字があれば権限あり。権限がない場合は - が表示されている。
  • 次の 3 文字は、ファイルの所有グループの権限。表記法は同じ。
  • 最後の 3 文字は、その他の権限。表記法は同じ。

usermod -G sudo username

で、ユーザーを sudo グループに追加できる。usermod コマンド自体にも sudo が必要だが。

cat /etc/group

でグループの一覧が表示される。この結果で、追加したユーザーが sudo のところに入っていれば OK。

chmod コマンドの使い方

chmod は、ファイルのパーミッションを変更するコマンドである。

+ と - を使う方法

権限の対象、権限を与える or 奪う、対象とするファイルの順に指定する。いくつか例を示しておく。

  1. chmod u+x file.sh
  2. chmod a-x file.sh

権限の対象

以下の 4 種類がある (1)。

  • 所有者は u
  • グループは g
  • その他は o
  • 以上をまとめて指定するときは a

権限を与える or 奪う

与えるときは + を、奪うときは - を使う。

権限の種類は、上にある通り r が読み込み、w が書き込み、x が実行である。


数字を使う方法

権限はそれぞれ固有の数字を持っており、その和を使って chmod を実行することができる。数字は r が 4、w が 2、x が 1 である。

  • rwx ならば 4 + 2 + 1 = 7
  • 同様に、rw ならば 6
  • rx ならば 5
  • wx ならば 3
  • r, w, x のみならば、それぞれ 4, 2, 1

この数字を、u, g, o の順に対象ごとに並べて示すわけである。つまり chmod 777 ならば u, g, o ともに rwx であり、777 は rwxrwxrwx を示すということになる。

フォルダごと権限を変更したい 場合には、-R オプションを使う。chmod -R 755 フォルダ名 のように使用する。


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References

  1. chmodコマンドの使い方. Link: Last access 2019/3/11.