Bioinformatics tips: 常にタイポの可能性を意識しよう
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このページの最終更新日: 2025/01/05広告
概要: タイポを見逃した経験
この R のビルトインデータセット である iris のような形式のデータを解析していたときのこと。反省材料として、ページを作っておく。作業は R で行った。

iris というデータセットには Species という列があり、すべての行が setosa, versicolor, virginica という 3 つの種のいずれかが該当している。
ここから、別のファイル A で指定されている種のみを抜き出して解析するという状況だった。ファイル A には setosa, verscolor という文字列があり、つまりこの 2 種を含む行だけを抜き出せば良い。
作業としては簡単で、ファイル A から setosa, verscolor をベクターとして抽出し、filter() 関数で
のようにして指定すればよいのだが、これは
このように単純なデータセットなら、解析しているうちに気づくだろうが、種が 50 個とかあった場合、このようなタイポによる見逃しがあっても気づかないだろう。

今後、このようなミスを防ぐための自分ルール。
上のような例では、具体的に以下を実行する。
- iris のデータが、ファイル A の分類にしたがって全て振り分けられることを確認する。必ずしもそうなっていないデータセットもあるかもしれないので、可能な場合のみ。
- 文字列によるカテゴリー分けがあったら、とりあえず unique() 関数をかけて眺めてみる。
- 各カテゴリーに含まれるデータ数も、図にしたりしてチェックする。
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