英語論文: 大文字を使うときのルール

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このページの最終更新日: 2024/09/30

  1. 論文だけでない基本ルール
  2. 一般名詞の固有名詞化
    • Western blot の W は大文字か
  3. 遺伝子名・タンパク質名の大文字・小文字表記

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論文だけでない基本ルール

まずは大文字にするべき常識的なものを列挙する。

文章の最初の文字
一人称の "I"
固有名詞 (人名)

Smith, Suzuki など。一般的な人の名前に加えて、大文字にすることで一般名詞を固有名詞化する 用法がある。ページ下方を参照。

固有名詞 (地名)

国、地町村、通りの名前など。以下のものも、このカテゴリーと考えていいだろう。

  • 国籍: Japanese, Chinese...
  • 川、湖: Lake Baikal など、lake の L も大文字にするのが普通
月、曜日、祝日 January, February, Sunday, Monday, Thanksgiving, Easter...

一般名詞の固有名詞化

大文字にすることで、一般名詞を固有名詞化する という用法がある (2)。難しくはないので、いくつか例を見れば概要は理解できるだろう。

  • white house はただの白い家、the White House は大統領官邸。
  • mother, father の M や F を大文字にすると、「自分の親」という意味になる。

これに似た使用法で、固有名詞とまでいかなくても「一般名詞に特別な意味を持たせる」ことができるようである。ウエスタンブロットのページに、western blot の w の大文字、小文字についての文章があるので、以下のサイト内検索から参照されたい。

遺伝子・タンパク質名の大文字・小文字表記

遺伝子、タンパク質の名前は shh のようにアルファベットで表されるが、種ごとにガイドラインがある。ただし、全ての論文が従っているわけではなく、このガイドラインがどの程度まで浸透しているかは疑問である。

個人的には、種によって遺伝子名の表記を変えることにどんな意味があるのかわからない ので、このガイドラインには反対の立場である。知識としてガイドラインの内容を簡単にまとめておく。そのうち、ガイドラインをもとにちゃんと更新するかもしれない。

  • 遺伝子は shh のようにイタリック、タンパク質は shh のように非イタリック。
  • ヒト、霊長類、ニワトリ、家畜のタンパク質は、SHH のように大文字にする。
  • その他の生物のタンパク質は、Shh のように最初だけ大文字。

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参考文献

  1. 大文字の規則. Link.
  2. なるほどの素. 中高英語・大文字と小文字で意味が異なる語. Link.

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