Ruby: テキスト処理に優れたシンプルなプログラミング言語

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このページの最終更新日: 2024/09/30

  1. 概要: Ruby とは
  2. Ruby 事始め

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概要: Ruby とは

Ruby とは、テキスト処理の能力などに優れ、シンプルな文法をもつ比較的わかりやすいプログラミング言語である (1)。まつもと ゆきひろ氏が個人で開発しているフリーソフトウェアで、Mac OS X のターミナルには標準で搭載されている。特徴は以下の通り (1)。

  • シンプルな文法
  • 普通のオブジェクト指向機能: クラス、メソッドコールなど
  • 特殊なオブジェクト指向機能: Mixin、特異メソッドなど
  • 演算子オーバーロード
  • 例外処理機能
  • イテレータとクロージャ
  • ガーベージコレクタ
  • アーキテクチャによるダイナミックローディング
  • 移植性が高い。多くのUNIX上で動くだけでなく、DOSやWindows、Mac、BeOSなどの上でも動く

Ruby 事始め

バージョンの確認

Ruby がインストールされているかどうかを確認するために、ターミナルを開いて $ ruby --version と打ち込んでみよう。また、

$ ruby -e 'puts "Hello World!"'

で、Hello World! という言葉が次の行に表示されれば、うまく動作している。


コマンドからの受け渡しと gsub による置換

find の結果を利用して、複数ファイル中のテキストを一括置換する際に初めて Ruby を使ったので、このページにはそこに至るまでの基礎的な部分をとりあえず載せておく。 詳細は find のページを参照。

まずは、echo で i am a dog という文字列を表示させてみる。

$ echo "i am a dog"

この dog を cat に入れ替えてみたい。

$ echo "i am a dog' | ruby -pe '$_.gsub! (/dog/,"cat")'

これで、i am a cat と表示されるはずである。

ここでのポイントは、| (縦棒) を使って、それより左にあるコマンドの結果を ruby でいじることができる、ということである。

References

  1. Ruby website.
  2. bash と ruby の連携に見るエスケープな悩み. Web.

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