Linux: boot の容量が不足したときの対処法

informatics/linux/boot_cleaning
2018/01/16 更新

  1. 概要: boot の容量不足
  2. 手順

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概要: boot の容量不足

Ubuntu を立ち上げると、突然 boot の容量が 96% に達しているというエラーメッセージが出た。何のことだかよくわからなかったが、Reference 1 を参考に解決したので記録しておく。

Linux は /boot というフォルダがあり、ここにコンピューターを起動するのに必要なファイルが収められている。カーネルに関するファイルが置かれているが、アップデートに伴って古いカーネルファイルが蓄積され、容量が足りなくなるという現象が起こるようだ。

放っておくとアップグレードができなくなるので、古いカーネルファイルを消去する という作業が必要になる。ただし、これは単にゴミ箱に捨てるのではなく、コマンドを用いて削除する必要がある。

手順

まず、/boot というディレクトリの容量を確認する。

$ df /boot

でパーセンテージが見られる (1)。もしくは

$ df -h

とすれば udev, tmpfs など他のシステムファイルフォルダの容量まで見ることができる。

また、実際にデスクトップの boot というフォルダを見ると、4.8.0-58-generic などという名前のファイルで数字だけ異なるファイルが 10 個ほど並んでおり、数字が古いものが古いカーネルであると予想される。

そこで

$ uname -r

とし、現在使用中のカーネルのバージョンを表示させる。4.8.0-58-generic などという数字が返ってくるはずである。


これよりも古いバージョンのファイルは削除しても良いということなので、一括で削除する ために次のコマンドを実行する。

$ sudo apt-get autoremove --purge linux-image-4.8.0-36-generic

最後の generic の部分には、残しておきたいバージョンを入れる。つまり uname -r で表示されたファイル名を入れる。

パスワードを入力してこれを実行すると、古いバージョンのカーネルが全て削除される。

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References

  1. bootディレクトリの容量不足でUbuntuがアップデートできない時の対処. Link. Last access 7/25/2017.
  2. /boot 領域のディスク容量不足解消. Link. Last access 7/25/2017.