Open a の発音 (発音記号 ɑ の音)

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このページの最終更新日: 2023/02/14

  1. 概要: ɑ の発音
  2. ɑ を含む単語
  3. 法則

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概要: ɑ の発音

歯の間に指が 2 本入るくらい口を開け、喉から「ア」と発音する (1)。

カタカナで表すと、「オ」よりも「ア」に近いが、綴りでは o を使うことが多いために不正確な発音で覚えがちである。私が思いつく限りでは、カタカナ表記の唯一の例外が body である。

Body の o は ɑ の発音であり、「ナイスボディ」とも言うが、ナイスバディと表すほうが現在では普通だろう。Oh my god も「オーマイゴッド!」でなく「オーマイガッ!」という表記がある。

これらの発音が、以下のような単語でも適用される。「オ」で覚えている人が多いのではないかと思うので、「バディ」方式のカタカナとともに一覧にする。

frog

カエルはフロッグではなくフラッグ。旗 flag との違いは、r と l の違いおよび ɑ と æ の違いだ。

possible

「ポッシブル」ではない。[pɑsəbl] なので、私の感覚では「パサブル」に近い。

not, job

これも誤解されやすい単語。「ノット」ではなく「ナット」、「ジョブ」でなく「ジャブ」の方が近いのではないか。

modern

「モダン」よりは「マダン」。人の名前の Monica も「マニカ」の方が近い。

process

「プロセス」ではなく「プラセス」。


この他、quality, follow, spot, lot, biology, oppotunity, drop などはすべて ɑ の音である。以上でなんとなく感覚がつかめたと思うので、さらにパターン分けをして見ていこう。

ɑ の音を含む単語

緑の字はアクセントの位置で自分があまり意識していなかったもの、アンダーラインが open a の音である。どちらも、明らかなものについては省略してあるので注意。

ə だと思っていたが ɑ だった単語

日本語で車を「カー」と言うときは、口は半開きぐらいである。「パーク」と言うときも同様。おそらく ə の音に聞こえるのではないかと思う。英語の場合は、口をしっかり開けて発音する 必要がある。

  • car, card, hard,
  • job
  • part, partly, party, pard, park, anonymous,

ɔ だと思っていたが ɑ だった単語

概要で述べた単語がこれに相当する。「オ」で表記されがちだが、「ア」に近い音になる単語である。

Pro で始まる単語は特別で、pro の o は、ɔ の音 でなく「ア」に近い ɑ の音、もしくは ou の音になるものが多いようである。詳細は Pro で始まる単語 のページを参照。

  • metabolic: metabolism の場合は a にアクセントがきて æ の音になるので注意。
  • 「解析、分析」のアナリシスは analysis [ənɑlisis] である。ɑnælisis のように潰して喋ってないだろうか。複数形になると alanyses [ənɑlisiːz] となり、語尾が濁るのが大きな違い。

法則

これまでに自分が発見した法則を書いておきます。あくまで自分が調べた範囲のことなので、間違っているかもしれません。

短い単語の op, ot は ɑ になる

代表格は概要でも触れた not。

  • not, spot, lot, hot,
  • crop, top,

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References

  1. フォニックス教授と発音教室. Link.

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