f と v の発音

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このページの最終更新日: 2024/09/30

  1. f の発音
  2. v の発音
    • Wolf から Wolves への変化

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f の発音

v の音は唇を噛んで「ヴ」になり、b の「ブ」と違う音であることは良く知られている。これに対して、f の音でも唇を噛む ことはあまり知られていないように思える。これらの音の発音について、わかりやすい説明 (1) があったので簡単に内容を示す。


  • 「唇を噛む」ことについて。「ものを噛む」ときには、普通は上あごは動かないので、「上あごで下唇を噛む」という表現は自然でない。下唇を上の歯の先端に付ける」 と考える方がよい。
  • この状態で、口先から 4 - 5 cm のところまで唾が飛ぶように、勢い良く息を吹き出す音が f である。

つまり f は息を吹き出す音 であって、日本語の hu の「フ」の音とは違う音である。

たとえば friend という単語を発音するときに、口がやや尖って柔らかに発音していたならば、それは日本語の hu の音である。f の音では、下唇が上の歯の先端に触れてちょっとアヒル口のような形になる。

この friend を huriend のように発音してしまう癖は、日本人発音」として指摘されたことがあった。それまであまり意識したことがなかったので、新鮮に感じたのを覚えている。もう一つ、regulation などの tion を「ション」を発音するのが日本人っぽいと言われたのだが、これについては シュワのページ 「カタカナ英語からの脱却」の項でまとめている。


v の発音

v は f の有声音である。口の形は f と同じで、オオカミのように唸りながら音を出す (1)。

オオカミ wolf は複数形では wolves になるが、これは f と v の口の形が同じことによる のではないかと思う。f のあとに s を続けるとき、有声音にした方が発音しやすく、これがスペルの変化に反映されていると推察。

同様の語尾変化として、

  • wife → wives
  • knife → knives
  • half → halves
  • ひづめ hoof [huf] → hooves
  • leaf → leaves
  • elf → elves
  • shelf → shelves
  • ミートローフ meat loaf → meat loaves

などがある (2)。ただし、chief, cuff, gulf, motif, muff, reef, roof, staff, belief, proof, giraffe, safe (金庫の意味) などは f に そのまま s がつく。

そのまま s をつけても、f を v にかえても「どちらも OK」という単語もあるようで (2)、規則性を調べてみるもの面白いかもしれない。


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References

  1. 英語の発音物語. Link.
  2. f で終わる単語の複数形. Yahoo 知恵袋. Link.

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