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1. ホームフォルダの名前を変更する

ホームフォルダの名前を変更する

Mac のホームフォルダとは、家のマークのアイコンで表されるフォルダのことである。 アプリケーション、写真、音楽、ダウンロードしたファイルなどが格納されるフォルダがあり、Mac ユーザーが最も頻繁にアクセスするフォルダの一つだろう。

Mac を設定する際に、アカウント名に正直に自分の名前 Taro Suzuki などを使うと、このホームフォルダが勝手にその名前になってしまう。通常、他の人がこのフォルダの名前を見ることはないが、こういう事例 もあり、自分の名前がついたフォルダがあるのはあまり気分が良いものではない。

ホームフォルダの名前は、以下のようにして変更することができる。El Capitan だが、他のバージョンの OS でも同じようなものである。ここには概要だけを書いておくので、画像入りの説明などは Reference にある他のサイトを参照のこと。

ホームフォルダの名前は常にユーザー名 (アカウント名) と同じになるので、これは ユーザー名の変更と同じ手順 である。

手順

1. Wasabi という名前のアカウントのホームフォルダ名を Karashi に変更したいとする。
2. まず、システム環境設定の「アカウント」から、管理者権限をもつ新しいユーザーを追加する。あとで消すので、名前、パスワードなどはごく適当に temp とかでいい。
3. ログアウトし、temp でログインする。
4. User/temp というフォルダが家マークのアイコンになっており、その隣に Wasabi というフォルダがある。この temp でログインしていれば、このフォルダの名前は (temp のパスワードを要求されるが) 普通に変えられる。
5. 次に、再びシステム環境設定の「アカウント (User & Group)」へ行き、Control を押しながら Wasabi を右クリック、Advanced option を選択する。
6. ここで変更するのは 3 点である。全て Wasabi から Karashi に変更する。全てを同じ名前にしなければならないので注意。
   • Account name
   • Full name
   • Home directory の /Users/ のあとの文字
7. temp をログアウトし、Karashi でログインする。
8. temp のアカウントと temp のホームフォルダを消去して終了。

重要なのは、6 で変更する 3 点を 全て同じにする ということである。この例では、全て Karashi にする。これをしないと「アカウントが壊れて利用できなくなる場合がある」らしい (2)。

一回やってしまったときは、初期の Mac のような画面が出てきてびびった。しかし、再度 temp でログインしてやり直したら無事にアカウント名の変更ができたので、データが失われたわけではなかった。

Dropbox など、クラウドの再設定

Dropbox, Google Drive, OneDrive などのクラウドサービスを使っていると、これらのフォルダがホームフォルダにあるために、パスを再設定する必要が生じる。

一回やったときの経験談に過ぎないが、メモしておく。

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References

1. Macのホームディレクトリ名変更の方法. Link.
2. Macのユーザ名を変更する方法. Link.