Matlab: for loop の使い方
informatics/matlab/for_loop
2018/03/02 更新
- 概要: for loop とは
- 掛け算九九の表
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概要: for loop の使い方
for loop とは、同じ演算を繰り返すときに使う制御フローである (1)。以下のような基本構造をもつ。Mac shellscript の for も参照のこと。
簡単な実例を挙げてみる。
掛け算九九の表
clear A; A=zeros(9,9);
for x=1:9;
for y=1:9;
A(x,y)=x*y;
end
end
A =
1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 18 27 36 45 54 63 72 81
ここでは、単に x と y について for の繰り返しを実行するだけでなく、その結果を行列にはめ込んでいくという形になっている。end が 2 つあるのは、x と y に対する終了命令であるため。
for loop の中で定義した変数は、次の loop でも使われるので通常は clear する必要はない。clear しても、次の loop で新たに作られるので結果は変わらないが、厳密に言えば clear して作り直す分だけ時間が余分にかかるはずである。これとメモリの兼ね合いで clear するかどうかを決める。
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References
- 小林 2014a. 最新 MATLAB ハンドブック 第五版. 秀和システム.