Matlab: sum 関数

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8-3-2017 updated

  1. 概要: sum 関数とは
  2. sum の使い方: 次元の指定

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概要: sum 関数とは

X がベクターのとき、sum はその要素の合計を与える。合計は、ベクターの形に応じて適した方向で行われる。


>> X=randn(5,1)
X =
   -0.0845
   1.6039
   0.0983
   0.0414
   -0.7342

>> sum(X)
ans =    0.9250


同じことを 1 行 5 列のベクターに対して行うと、

>> Y=randn(1,5)

Y = -0.0308 0.2323 0.4264 -0.3728 -0.2365

>> sum(Y)

ans = 0.0187


のようになる。

2 次元行列の場合は、列、行の順に要素を合計する。

>> z=randn(3,4)

z =
2.0237 0.3376 -0.5900 -1.6702
-2.2584 1.0001 -0.2781 0.4716
2.2294 -1.6642 0.4227 -1.2128

>> sum(z)
ans =
1.9948 -0.3265 -0.4454 -2.4114



sum の使い方: 次元の指定

>> sum(X,dim) で、行列 X の次元 dim に沿って要素を合計する。「沿って」というのは、sum を行った後にその次元が消える ことを意味する。



>> a=randn(3,3,3)
>> sum(a,3)

ans =
1.2041 -1.4608 0.1017
0.5371 0.0188 1.9574
1.3196 -2.2159 -1.6884


この場合、3 つめの次元 (Z 軸) に沿って sum を行ったので、x - y 要素をもつ平面状の行列が答えとして残ることになる。

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References

  1. MATLAB central. Link.