プライバシー: Mac の個人情報を消去する方法
informatics/basics/privacy_mac
6-14-2017 updated
このサイトの「プライバシー」関連のページは、名前、住所などの個人情報を流出させたいために注意する点についてまとめている。ここは画像ファイルに含まれる個人情報の保護に関係するページである。
- ホームフォルダの名前を変更する
広告
ホームフォルダの名前を変更する
Mac のホームフォルダとは、家のマークのアイコンで表されるフォルダのことである。 アプリケーション、写真、音楽、ダウンロードしたファイルなどが格納されるフォルダがあり、Mac ユーザーが最も頻繁にアクセスするフォルダの一つだろう。 |
Mac を設定する際に、アカウント名に正直に自分の名前 Taro Suzuki などを使うと、
ホームフォルダの名前は、以下のようにして変更することができる。El Capitan だが、他のバージョンの OS でも同じようなものである。ここには概要だけを書いておくので、画像入りの説明などは Reference にある他のサイトを参照のこと。
ホームフォルダの名前は常にユーザー名 (アカウント名) と同じになるので、これは
手順
- Wasabi という名前のアカウントのホームフォルダ名を Karashi に変更したいとする。
- まず、システム環境設定の「アカウント」から、
管理者権限 をもつ新しいユーザーを追加する。あとで消すので、名前、パスワードなどはごく適当に temp とかでいい。 - ログアウトし、temp でログインする。
- User/temp というフォルダが家マークのアイコンになっており、その隣に Wasabi というフォルダがある。この temp でログインしていれば、このフォルダの名前は (temp のパスワードを要求されるが) 普通に変えられる。
- 次に、再びシステム環境設定の「アカウント (User & Group)」へ行き、Control を押しながら Wasabi を右クリック、Advanced option を選択する。
- ここで変更するのは 3 点である。全て Wasabi から Karashi に変更する。全てを同じ名前にしなければならないので注意。
- Account name
- Full name
- Home directory の /Users/ のあとの文字
- temp をログアウトし、Karashi でログインする。
- temp のアカウントと temp のホームフォルダを消去して終了。
重要なのは、6 で変更する 3 点を
一回やってしまったときは、初期の Mac のような画面が出てきてびびった。しかし、再度 temp でログインしてやり直したら無事にアカウント名の変更ができたので、データが失われたわけではなかった。
Dropbox など、クラウドの再設定
Dropbox, Google Drive, OneDrive などのクラウドサービスを使っていると、これらのフォルダがホームフォルダにあるために、パスを再設定する必要が生じる。
一回やったときの経験談に過ぎないが、メモしておく。
Google Drive | ホームフォルダ名変更直後にエラーメッセージ。新しい Google Drive フォルダを指定してやれば OK だった。 |
One Drive | Google Drive と全く同じ。 |
Dropbox |
再ログインしたときに、ちょっと問題があった。 上の例で言うと、Wasabi というフォルダの中に Dropbox フォルダがあるという情報が消去されていなかったようでエラーに。 結局、ターミナルから .dropbox という不可視フォルダを消去することで新しい Dropbox フォルダを設定できた。ls -a で表示、rm コマンドの -r オプションで消去。 Mac の概要と目次 のページに示したように、新しい Mac のセットアップ中にホームフォルダの名前を変えたときにも、もちろんこの操作が必要であった。 |
コメント欄
フォーラムを作ったので、各ページにあるコメント欄のうち、コメントがついていないものは順次消していきます。今後はフォーラムをご利用下さい。管理人に直接質問したい場合は、下のバナーからブログへ移動してコメントをお願いします。
|
|