英文法: 疑問詞を使うときの語順

UB3/english/grammar/interrogative_order

このページの最終更新日: 2024/09/30

  1. 疑問詞が主語か目的語 (or 補語) か
  2. 例文


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疑問詞が主語か目的語 (or 補語) かという問題

疑問詞を含む文章の語順は、疑問詞が主語か目的語 (or 補語) かによって決まる。

「彼女はトムが好きです」 She likes Tom. という文章について考える (1)。Tom を尋ねる場合と、She を尋ねる場合で語順が異なる。

  1. Who does she like?

とすると Tom を尋ねる文になる。もとの文章を考えた場合、疑問詞が目的語 になっているパターンである。この場合には、疑問詞のあとは疑問文の語順 になる。


She を尋ねる場合には、疑問詞が主語 になる。このときは does を使う必要がなく

  1. Who likes Tom?

となる。ほとんどの場合、この 2 つのパターンで理解することが可能である。

例文

以下に、上記のルールのバリエーションを挙げる。疑問詞によって分類しているが、いずれの場合も基本的なルールは同じである。

Who の場合

上記の例 Who does she like? と Who likes Tom? を基本形と考える。前者では目的語を、後者では補語を尋ねている。


Who are you?

私が警察官だとすると、I am a policeman というのが基本の文章になる。この場合、I = policeman なので、policeman は補語 complement である。

したがって、この文章は目的語を尋ねている文章の派生形 (実際に聞いているのは目的語でなく補語) と考えて良く、are you? という語順になるのである。下記の What is this? なども同様である。


What の場合

What do you like? I like a cow などと答え、cow は目的語である。したがって、Who does she like? と同じ形式になる。

What are you interested in?

do ではなく be 動詞が使われ、かつ interested が前置詞 in を必要とするパターン。what で目的語を尋ねている。


Which の場合

Which の場合、which of the following... のような形をとることができるため、他の疑問詞よりも見た目が複雑になることが多い。しかし、ここでも重要なのは 尋ねているのが主語かそれ以外か という点である。


Which is your pen?

ペンが 2 本以上あって、「どちらがあなたのペンですか?」 と聞く場合。元の文は補語になるパターン。

Which apple do you like?

目の前にリンゴが複数個あって、どれが好きか聞きたい場合 (2)。"which apple" でまとめて 1 単語と考えることができる。

Which of the following situations might cause normal microbiota to become opportunistic pathogens? (3)


形としては Which is your pen? と同じで、主語になるものを尋ねているパターンである。

Which of the following situations がひとまとまりになって主語となり、might cause が動詞部分に相当する。そのために might cause が主語のあとにくる通常の文の形になる。




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References

  1. 疑問詞が主語になる疑問文の語順の秘密. Link.
  2. 英語の文法:疑問詞 (what, who, which). Link.
  3. Module 4 Flashcards. Link.