英文法: 疑問詞を使うときの語順
- 疑問詞が主語か目的語 (or 補語) か
- 例文
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疑問詞が主語か目的語 (or 補語) かという問題
疑問詞を含む文章の語順は、疑問詞が主語か目的語 (or 補語) かによって決まる。
「彼女はトムが好きです」 She likes Tom. という文章について考える (1)。Tom を尋ねる場合と、She を尋ねる場合で語順が異なる。
- Who does she like?
とすると Tom を尋ねる文になる。もとの文章を考えた場合、
She を尋ねる場合には、
- Who likes Tom?
となる。ほとんどの場合、この 2 つのパターンで理解することが可能である。
例文
以下に、上記のルールのバリエーションを挙げる。疑問詞によって分類しているが、いずれの場合も基本的なルールは同じである。
Who の場合
上記の例 Who does she like? と Who likes Tom? を基本形と考える。前者では目的語を、後者では補語を尋ねている。
Who are you? |
私が警察官だとすると、I am a policeman というのが基本の文章になる。この場合、I = policeman なので、policeman は補語 complement である。 したがって、この文章は目的語を尋ねている文章の派生形 (実際に聞いているのは目的語でなく補語) と考えて良く、are you? という語順になるのである。下記の What is this? なども同様である。 |
What の場合
What do you like? | I like a cow などと答え、cow は目的語である。したがって、Who does she like? と同じ形式になる。 |
What are you interested in? |
do ではなく be 動詞が使われ、かつ interested が前置詞 in を必要とするパターン。what で目的語を尋ねている。 |
Which の場合
Which の場合、which of the following... のような形をとることができるため、他の疑問詞よりも見た目が複雑になることが多い。しかし、ここでも重要なのは
Which is your pen? |
ペンが 2 本以上あって、「どちらがあなたのペンですか?」 と聞く場合。元の文は補語になるパターン。 |
Which apple do you like? |
目の前にリンゴが複数個あって、どれが好きか聞きたい場合 (2)。"which apple" でまとめて 1 単語と考えることができる。 |
Which of the following situations might cause normal microbiota to become opportunistic pathogens? (3) |
形としては Which is your pen? と同じで、主語になるものを尋ねているパターンである。 Which of the following situations がひとまとまりになって主語となり、might cause が動詞部分に相当する。そのために might cause が主語のあとにくる通常の文の形になる。 |
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