activity は可算か不可算か: the activity of enzyme A and B?
We measured the activity of enzyme A and enzyme B というフレーズで、activity はこのように単数でいいのか、それも activities のように複数形にするべきなのか。
論文でよくあるフレーズで、いつも悩んでいた問題。現時点での理解は以下の通り。
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activity は可算名詞なのか不可算名詞なのか
まず、問題となるのは、activity は可算名詞なのか不可算名詞なのかである。これは、意味によってどちらもあり得る (1)。
1. 可算名詞: a thing that you do for interest or pleasure (1)
以下の例文では、バスケ、サッカー、野球などが一つ一つの activity として考えられる。この場合、activity は可算名詞となる。activities と複数形で使われることが多い。
- Our organization provides many activities including basketball, football, and baseball.
2. 可算名詞: a thing that somebody does in order to achieve a particular aim (1)
上の例と極めて似ている。目的が interest や pleasure なのか、それ以外なのかという部分だけで、正直区別して記載する意味がわからないが、文献 1 の辞書にはこのように載っている。
この場合も可算名詞である。上記の場合と同様に、複数形のケースが多い。
- They had been involved in a variety of criminal activities (1).
3. 不可算名詞: a situation in which something is happening or a lot of things are being done (1)
以下の不可算名詞としての使い方は納得できるが、ちょっとまだ理由を説明できるほと理解が深まっていない。一つ一つの activity でなく、状況として active な状態を表現する場合は、不可算名詞になるといったところか。
- Functional MRI can monitor brain activity.
- Newspapers report a higher level of activity in the foreign exchange markets (1).
the activity of enzyme A and enzyme B という表現
activity はこのように単数でいいのか、それも activities のように複数形にするべきなのか。
結論としては、
"The enzyme activity of enzyme A and enzyme B was measured."
この場合、"enzyme activity" は単一の実体 a singular entity として解釈される。つまり、enzyme A と B は密接な関係にあり、同じような目的において合わせて測定されたというニュアンスになる。
"The enzyme activities of enzyme A and enzyme B were measured."
一方、この表現では、enzyme A と enzyme B の関係が弱い。両者は別々に測定されたというニュアンス。
あとは、論文を読んでいてこれらの表現に出会ったら、このページに情報を追加していく。
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References
- Oxford Learner's Dictionaries. Link: Last access 2023/07/15.